そもそも「Canva(キャンバ)」って何??
Canva(キャンバ)とはオンラインで無料で使えるデザインツールです。簡単な登録をするだけで膨大なテンプレートや素材を使用して、デザインの知識が無くても、あらゆるデザインを作成出来てしまいます。
最近ではレスキュープリントへご注文頂くお客様も「Canva」を使って作成されたデータをご入稿頂くことが増えてきました。つまりイラストレーターなどの専用ソフトが無くても、スマホやタブレット、パソコンがあれば、誰でもデザイナーになれてしまうツールなんです。
実際に触ってみて一番便利だと感じた事は「テンプレートの数が膨大で、その上デザイン性が高い」ということ。これは本当に便利です。あらかじめ配置してあるテキストを打ち変えれば見た目的に全く問題がない印刷物を作ることが出来ます。Canvaが広がっていくことで他人とデザインが一緒になる、ということもあるかもしれませんが、スポット的なイベントのチラシなどを作成する分には問題ないかな~とは思います。Canvaで名刺を作成した場合は名刺交換した際に「あ、そのデザインは・・・」となることがあるかもしれませんね。
Canvaを使用してご入稿頂く際の注意点
Canvaを使えば「名刺」や「チラシ」「パンフレット」などのデータを作成する事が出来、印刷用データとしてご注文頂くことが可能です。
ですが、レスキュープリントとしてご理解、ご注意いただきたいポイントがありますので、ここでご紹介させて頂きます。
作成サイズは事前に確認が必要です。
誰でも使用できる無料版のCanvaでは作成している途中でサイズの変更が出来ません。必ず作成前に自分の作成したい印刷物のサイズとデータのサイズが違っていないか確認が必要です。
テンプレートから選ぶのであれば作成したいサイズのものを選択しましょう。
変形のチラシや御名刺を作成したい場合はカスタムサイズから作成してください。
ご入稿頂く際には保存形式を「PDF(印刷)」で
作成したデータを保存する時には「共有」からダウンロードを選択し、印刷用のデータとして保存しましょう。
その際に保存の形式は「PDF(印刷)」というものを選択します。
トリムマークと塗り足しをつけましょう!
ここで重要となってくるのは「トリムマークと塗り足し」にチェックをいれること。
これをすることでフチなし印刷用のデータを作成する事ができます。
これをすることでこれまでワードやパワーポイントでは難しかった「塗り足し」を自動で作成してくれます。
作成したデータの色配合について
ここで一つ問題が発生しました。
実は無料版のCanvaでは保存したデータの色配合は「RGB」しか選ぶことが出来ません・・・
印刷をする際には色配合が「CMYK」に変換されますので画面上では綺麗に見えていても、印刷をすると何か色がくすんでる・・・・そんな現象が発生します。
色の配合の違いについてはこちらのコラムをご参照ください。
有料版を使用している方は「CMYK」で保存して頂ければ大丈夫です。
無料版で「RGB」しか選択できない場合は・・・・あきらめる前に一度ご相談ください。
まずはデータをご入稿頂く際に「Canvaの無料版で作成したのですが」と仰って頂ければ
なるべく本来の色の印刷物を作成します。
しかし対応できない商品もありますので事前にスタッフにご相談頂ければと思います。
最後に
今回実際にCanvaを使用してみて感じたのは、こんなものが無料で使用出来るなんて凄すぎる!という率直な感想です。これならデザイナーに依頼しなくても良くなってしまわないか・・・と思ってしまいがちですが、デザイナーさんたちは他にはない一つだけのデザインをコンセプトから考え、お客様の希望を取り入れながらデザインを作成してくれます。もちろん記載した情報などに間違いがないかのチェックもしてくれます。Canvaを使用してデータを作成した場合、文字のチェックなどは自己責任となります。レスキュープリントではなるべくそういった間違いがないかチェックはしていますが、やはり人の目でチェックをしますので発見できないミスなども出てきます。まずは使ってみて少しづつ慣れていくのも大事かと思います。
このコラムでは引き続きCanvaを使用してデータを作成する方法などを不定期に紹介していきたいと思います。
次回は「Canvaを使って名刺を作ってみた!」を掲載したいと思います。
⇒無料デザインツール「Canva(キャンバ)」を実際に見てみる
Profile:
坂下大輔
コピンピア一筋21年。会社随一のアイデアと閃きで、社内外に向けたいくつもの企画を成功に導き社長賞を何度も受賞。知識よりも感覚で仕事をするのが好きで、簡単なデザインならデザイナーに依頼せずに自分で作成してしまうことも。社員旅行では宴会ではしゃぎ過ぎる一面も持ちながら、息子の影響でお寺巡りにはまっている。日本酒が大好きなのに焼酎が飲めないという変わったお酒好き。