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前回は可変印刷の【初級編】として、その魅力を解説させていただきました。

今回は【実践編】として、具体的な活用事例や実際にご依頼いただく際の手順や注意点などを解説させていただきます。

可変印刷の活用事例 ~ナンバリングがもたらす効果とは?~

弊社でご依頼いただく可変印刷の中で最も多いものの1つがナンバリングです。

ナンバリングとは書類やチケット、会員証などにその印刷物固有の番号を付与することを言います。

ナンバリングを行うことで、発行枚数が明確となり、不正防止にも役立ちます。

スタンプなどを使用してナンバリングを行ったことがある方もおみえになるのではないでしょうか?

10や100でしたらスタンプなどの手作業でも行うことが可能ですが、1,000や10,000を超える通し番号を手作業で行うのは大変ですよね。

可変印刷なら【初級編】でも解説させていただいた通り、同時に作業を行うことが可能です。もちろん、数字だけでなく記号やアルファベットと組み合わせることも可能な為、より不正防止の効果を高めることができます。

また、画像も個別での印刷が可能な為、二次元コードの画像を同時に印刷することによって、その番号だけの専用WEBページに誘導することも可能となります。

可変印刷の活用事例 ~宛名だけじゃない!効果的なDM作成法~

普段の生活の中で一番身近に感じることができる可変印刷は宛名印字かもしれません。

DMやはがき、招待状などを郵送する際には宛名が必要です。しかし、1枚1枚住所や宛名を手書きしたり、宛名シールを作成して貼る作業はとても大変です。

可変印刷なら住所や宛名を印刷するだけでなく、キャンペーンや特典内容といった部分も個別で印刷することができるため、より効果の高い印刷物を作成することが可能です。

可変印刷のデメリット

前回の【初級編】も含めて可変印刷の魅力やメリットばかりを紹介してきました。では「デメリットはないのか?」というと、実はデメリットもあります。

・可変部分の印字内容によっては印刷物全体のバランスが崩れてしまう場合がある

・可変箇所が増えるとその分費用も高くなる

・オンデマンド印刷のみの場合と比べると、納期がかかってしまう

主にこの3点がデメリットとしてあげられます。

バランスが気になる場合はお試し印刷がおすすめです。お急ぎの場合はPDFデータにて事前に仕上がりイメージをご確認いただくことも可能です。

費用に関しては、たしかに手書きやスタンプで行った方が安あがりかもしれません。しかし、多くの時間や労力を要します。最近よく耳にするタイパ(タイムパフォーマンス)を考えると検討する価値は大きいです。「どこまでを可変印刷で行って、どこまでを自分自身で行うか。」をご相談いただければ、ご予算に応じてご提案させていただきます。 納期も通常よりかかりますが、思っているより早く仕上がることも。迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。

可変印刷をご依頼いただく際の5つの簡単ステップ

<ステップ1> レスキュープリントに問い合わせる

まずはお気軽にお問い合わせください。専任スタッフが対応させていただきます。

<ステップ2> リストデータを用意する

可変印刷の可変部分はどのようにして印刷しているかというと、Excelやcsvなどのリストデータを専用ソフトで読み込み、印刷位置を指定して印刷を行っています。年賀状作成ソフトで宛名印字をしたことがある方はそれをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

こちらのExcelやcsvのリストデータはお客様ご自身でご用意していただく必要があります。

<ステップ3> データ入稿

ベースとなる印刷物のデータとリストデータをご入稿ください。ベースとなる印刷物のデータ入稿の注意点は本コラム【入稿まめ知識】シリーズをご覧ください。

<ステップ4> 仕上がりイメージの確認

PDFデータにて仕上がりイメージをお送りします。可変部分の印刷位置や文字サイズ、バランスなどをご確認ください。「実際の印刷物で確認したい!」という方はお試し印刷もございますので、ご利用ください。

<ステップ5> 成果物が届くのをわくわくして待つ

お客様の専任スタッフが責任を持って担当させていただきます。ネット印刷にありがちな【不安】ではなく、【わくわく】して仕上がりをお待ちください。

可変印刷を依頼する際のポイント

可変印刷を成功させるポイントは次の2つです。

  • リストデータの確認

専用ソフトでExcelやcsvなどのリストデータを読み込ませて印刷しますので、もしもリストデータに誤りがあると、そのまま印刷されてしまいます。ナンバーや名前、住所、画像データのファイル名に誤りがないか改めてご確認ください。

  • フォントについて

専用ソフトで印刷する際に印刷する位置や文字サイズはある程度希望に沿ったものが可能ですが、フォント(字体)は弊社にあるフォントでの印刷となります。ベースとなる部分に特殊なフォントを使用していると全体のバランスが崩れてしまう可能性があるので注意が必要です。

まとめ

可変印刷はナンバリングや個別DMといった場面でその真価を発揮します。

しかしながら、デメリットや注意点も少なからず存在します。特にポイント(1)のリストデータの確認は二重、三重のチェックをお勧めします!ここをクリアすればタイパ的にもとってもおすすめで便利な機能です。1度ご依頼いただくとリピートしていただくお客様がとても多いのがその証拠だと思います。

「どんなリストデータを用意すればいいの?」「手間は省きたいけど費用面が気になる。」という方はまずはお気軽にご相談ください。1社に1名の専任担当営業が対応させていただきます。


Profile:

加藤雄三 
商業施設での商業サインや印刷物を得意とするアラフォー社員。作業員としても夜間作業に従事するため、昼間にお客様に会うと「今日はちゃんとした格好してますね」と言われてしまうが、れっきとした営業職。アラフォーなのに社内ではいまだに「若手社員」と言われてしまうのが最近の悩み。プライベートでは妻・娘と過ごす休日と週末に飲む安いウィスキーの水割り(薄い)をこよなく愛する。

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