
印刷物の最もメジャーなサイズ「A4」サイズとは
私たちが普段生活する中で目にする印刷物。チラシやパンフレット、小冊子など多くの印刷物にはサイズというものが存在します。そのサイズの中で昔から馴染みのあるサイズといえば「A4」サイズではないでしょうか。コンビニなどで使用するコピー用紙やお子様が学校から持ち帰ってくる連絡用のプリント等、このA4サイズである事が最も多くなります。
今回はその身近な存在である「A4サイズ」にスポットを当ててみたいと思います。
「A4」サイズとは?
A4サイズは短辺(短い方の辺)の長さが210mm(21cm)で、長辺(長い方の辺)の長さが297mm(29.7cm)の長方形の四角形の事を指します。

一般的にA判と呼ばれるサイズとなり、A4サイズの倍のサイズがA3サイズ。反対にA4サイズの半分のサイズがA5サイズ、という形になります。
サイズ | 長辺 | 短辺 |
---|---|---|
A0 | 1189mm | 841mm |
A1 | 841mm | 594mm |
A2 | 594mm | 420mm |
A3 | 420mm | 297mm |
A4 | 297mm | 210mm |
A5 | 210mm | 148mm |
A6 | 148mm | 105mm |
A7 | 105mm | 74mm |
この数字の前の「A」というのは「A判」という意味になります。
このA判という規格は19世紀末にドイツの物理学者が提案したとされており、現在では国際標準規格の紙のサイズとなっております。
上記の表を見てもわかるように、数字が大きくなればなるほど紙のサイズは小さくなり、A0サイズを二つに折るとA1サイズ、それを二つに折るとA2サイズ、また二つに折るとA3サイズ、といったように考える事が出来ます。
これらの事を頭に入れておくと、印刷サイズと仕上がりサイズの関係性も分かりやすくなります。A3の長辺を二つに折るタイプのパンフレットはA4仕上がり、A4の長辺を折った二つ折りの紙を重ねて作った小冊子はA5仕上がりの小冊子、となるわけです。
A判という規格に対し、B判という規格もあります。
B判サイズとは主に日本国内で使用される独自のサイズとなります。このサイズのルーツは古くは江戸時代までさかのぼりますが、いずれにしてもA判サイズとはまったく違うサイズになります。
地域によっては小学校などで発表やイベントで使用する大きな模造紙の事を「B紙(びーし)」と呼んでいた方もいるのではないでしょうか。主に岐阜や愛知で使われる言葉ですが、当時のその模造紙のサイズがB1に近いサイズであった事から、そう呼ばれていたという説や、光沢のあるA模造紙に対して、光沢のないB模造紙という呼び方から派生したという説もあります。
A判とB判の違いについては以下のコラムで詳しくお話をしています。
「A4」サイズの印刷物について
定番のA4サイズは、様々な用途で、非常に多く流通しています。
A4サイズの印刷物はどのような使われ方をしているのでしょう。
【A4サイズ印刷物の用途一例】
・商品チラシ | ・会社案内 | ・パンフレット |
・報告書 | ・文集 | ・製品カタログ |
・論文 | ・テキスト | ・マニュアル |
上記に挙げた用途はごく一部ですが、手に取った時に違和感のないA4サイズの印刷物は多くの用途で使用されています。
論文や報告書など、研究機関や公官庁へ提出が求められる冊子などについてはA4サイズとなっている事が多くあり、会社案内や製品カタログなど、商品の写真やイラストなどを大きく表示させたい冊子商品に関してもA4サイズが多く使用されています。
また、筆記を伴うテキストなどについても筆記する部分が小さくなってしまわないようにA4サイズで作成されやすい冊子となっています。
A4サイズ以外でも印刷物は作成可能
今回ご紹介したのは、いわゆる定型サイズと呼ばれるA4サイズについてでしたが、印刷物はA4サイズのような定型サイズばかりではありません。
例えばチラシにしてもA4サイズのような違和感のないサイズではなく、不定形なサイズで作成すれば、その違和感を利用して受け取った方の注意を惹く事が出来ます。
また文集や詩集、エッセイ集をオリジナルで作成したい場合には正方形の冊子でオリジナル性を増すことも出来ます。
「こんなサイズの印刷物は出来るかな?」
そんな疑問を持った方は是非お気軽にお問い合わせください。
レスキュープリントでは店舗での打ち合わせも可能です
レスキュープリントは岐阜県(岐阜市)と愛知県(名古屋市・一宮市)で合計3店舗を展開しています。東海地区のお客様に関しては店頭にて直接スタッフとご相談、打ち合わせが可能です。最寄りの店舗へお電話頂き、ご来店頂く日時をお伝えいただければスタッフが対応いたします。

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Profile:
坂下大輔
コピンピア一筋21年。会社随一のアイデアと閃きで、社内外に向けたいくつもの企画を成功に導き社長賞を何度も受賞。知識よりも感覚で仕事をするのが好きで、簡単なデザインならデザイナーに依頼せずに自分で作成してしまうことも。社員旅行では宴会ではしゃぎ過ぎる一面も持ちながら、息子の影響でFC岐阜とお寺巡りにはまっている。日本酒が大好きなのに焼酎が飲めないという変わったお酒好き。