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人生最良と言っても良い記念すべき日に、大切なご家族やご友人を招いて開かれる結婚式。

ご来場頂いたゲストの方に、もっと自分たちの事をよく知ってもらうために作成するのが「プロフィールブック」です。結婚式の参列者の方々が待ち時間などに手に取り、楽しみながら見て頂く冊子になります。結婚式場でも費用を払えば用意してもらう事は出来る場合もありますが、現在では式場に用意してもらうペーパーアイテムの費用を節約するという目的ではなく、自分達らしさを出すために作成されるパターンが多くなってきています。

現在では結婚式を行う方の約半数以上の方がプロフィールブックを作成しており、ペーパーアイテムとしては、定番になりつつあります。

また内容もお二人のプロフィールや馴れ初め、成長期やアンケート等がぎっしり詰まったオリジナリティあふれるものから、席次表や披露宴当日の食事メニューが一体化したものまで形式は様々です。

このコラムではそんなプロフィールブック作成に関していくつかのポイントに分けて作り方をご紹介します。

参照元:ゼクシィ
【結婚式のプロフィールブック】ゲストに大調査! 好感度大な項目&おしゃれ実例

全体の構成をイメージしてページ数を決める

プロフィールブックを作成する事を決めたら、まずは全体の構成をイメージしましょう。構成をイメージするというと難しそうですが、あくまでも「何を入れるか」という事を考えるという事です。それではプロフィールブックにはどんな内容のページが多いのでしょうか。

【比較的よく入れられる項目】

表紙+日付表紙には当日の日付が入るパターンが多くなります。
あいさつ文参列して頂いた方への感謝の気持ちを込めたあいさつ文です。
二人のプロフィール生年月日や趣味など、お二人の事をよく知って頂きましょう。
アンケート+Q&A思わずクスっとなるようなお二人同士のアンケートです。
生い立ちご家族もにこやかになってしまう、今日までのお二人の道のりです。
思い出の写真思い出の旅行や記念のワンシーンなど、幸せ一杯の写真コーナーです。
席次表当日の席次表も一緒の冊子に含めて参列者の皆様を案内しましょう。
食事メニュー当日の食事メニューも参列者の方の楽しみの一つだったりしますね。
前撮り写真本番同様の衣装を纏った特別な写真を入れる事で全体を引き締めます。

これらの項目以外にもオリジナリティ溢れる項目はあると思いますが、だいたいこのような項目が多く入れられます。特にこれを入れなければいけないというルールはありませんので、お二人で話し合いながら何を入れるかを決めて行く事になります。

ただし「嫌いな○○」「苦手な○○」などのアンケート項目は読んでいてあまり楽しい気分にならないといった調査結果もありますので、ネガティブなものは入れない方がいいとされています。

構成が決まったら仕様を決めましょう

仕上がりの形を決めましょう

どんな項目を入れるのかが決まったら全体的なボリュームが決まってきます。小さなスペースにあまりにたくさんの情報を詰め込んだ冊子は読み手側にとって読みづらいものになってしまいます。また、数十ページにもわたって作成された冊子は待ち時間に読むプロフィールブックとしては少々情報量が多すぎます。

プロフィールブックとして最もポピュラーな印刷方法は、1枚の紙を折って仕上げる「折りパンフレット」の形式か、複数枚の紙を二つに折ったものを重ねてホチキス止めで仕上げる「中綴じ冊子」となっています。いずれの場合も、仕上がりサイズがあまり大きなものになると配られた参列者様の荷物になってしまいます。中綴じ冊子や二つ折り冊子であれば、A5サイズやB5サイズでの仕上がり、三つ折りであれば開いた時のサイズがA4やB5程度になるようにするといいでしょう。

◆中綴じ冊子の場合

中綴じ冊子でプロフィールブックを作成する場合、必ず頭に入れておきたいのは「表紙を含めて全体のページ数が必ず4の倍数であること」です。二つ折りの場合ページ数で換算すると4頁という扱いになりますが、同じような冊子の形にする場合には、次は必ず8頁となるわけです。4.8.12.16頁と、仕上がる冊子のページ数は必ず4で割り切れるものになります。

作成例:8ページの場合

中綴じプロフィールブックの作成例

①表紙

表紙にはお二人のお写真などを配置し、当日の日付などを入れる事が多いです。結婚披露宴を意味する「ウェディングレセプション(Wedding Reception)」などに加え、「WELL COME」などの文字を組み合わせる事で雰囲気を作り出すことが出来ます。

②ページ目

お二人から参列者の方へのご挨拶、メッセージなどを伝えましょう。また参列頂いた方への感謝の言葉もお忘れなく。

③ページ目

お二人の事をよく知って頂くためのプロフィールになります。出身地や誕生日、趣味やお互いへの一言など、読んで頂いた方達にお二人の事をより良く知って頂くためのページになります。

④・⑤ページ目

中綴じ冊子の特性上、紙を重ねて折る形になりますので、左右の見開きページは紙が分割されてしまいますが、8ページの中綴じ冊子の場合、この④.⑤ページの部分はちょうど中央となり紙が分かれていませんので、席次表を入れるならこのページがおススメです。お名前の間違いや続柄などの間違いが無いかしっかりとチェックしましょう。

⑥・⑦ページ目

このページ部分ではお二人の思い出の写真や生い立ちなど自由なページとしてオリジナリティを出すことが出来ます。3ページ目のご挨拶部分を見開きで大きく使って、こちらにプロフィールなどの入れるのもいいかもしれませんね。

⑧ページ目

当日の食事や飲み物のメニューを表記します。冊子を綴じた状態でも見る事が出来るのでお手元に置いた状態で皆様に食事や飲み物を楽しんで頂く事が出来ます。

これらのページ構成はあくまで1例となりますので、オリジナリティをたっぷりと詰め込んだ冊子を自由にイメージしましょう。

中綴じ冊子についてもっと詳しく知りたい方はコチラ

◆折りパンフレットの場合

例えば三つ折りパンフレットでプロフィールブックを作成する場合、内側となる面をを広く使用して席次表を入れる事も出来ます。外側の面に関しては表紙となる部分、プロフィールの部分、食事のメニューなど3項目に分けて表示できます。折った時にどこの項目がどこに来るかを考えながらデータを作成するようにしましょう。

【注意したいポイント】

三つ折りパンフレットで作成する場合、折りの寸法は3等分で折るわけではありません。長辺を297mmとした場合には(100mm+100mm+97mm)という形になりますのでバランスを意識して作成すると綺麗な仕上がりになります。

折りパンフレットについてもっと知りたい方はコチラ

・印刷する部数を決めましょう

当日の参列者の人数から、必要な印刷部数を決めましょう。

ピッタリの数量ではなく多少の予備を含めておくことで「汚れてしまった」「やぶれてしまった」などのトラブルに対処できます。中には「当日来られなかった方へ持って帰りたい」という要望もあるかもしれません。また、思い出の品として自分たちの控えも用意しておきましょう。

データの作成について

印刷用のデータを作成するには様々なアプリケーションが存在します。今回は代表的なものを3つ紹介させて頂きます。

・イラストレーター(Adobe Illustrator

イラストレーターで作成するデータ形式(ai形式)ならデザイン性が高く、思い通りのデザインや配置、様々なフォントを使用して冊子データを作成する事が出来ます。ただし無料ソフトではないので全てのパソコンに入っているわけではありません。また使用に際し、ある程度の知識が求められるため、イラストレーターでの作成は上級者向きと言ってもいいかもしれません。

・パワーポイント(Microsoft PowerPoint

パソコンをお持ちであれば最も身近なプレゼンテーションソフトになるかと思います。基本的には印刷を目的としたソフトではなく、プレゼンテーション資料を作成するためのソフトですので、印刷用にデータを作成する場合には設定をしっかりと行わなくてはいけません。設定さえしっかりと行う事が出来れば比較的自由に写真の挿入などを行う事も出来、スムーズにデータを作成する事が出来ます。

・Canva(オンラインのビジュアルツールキット)

ここ数年で一気に広まったオンラインのデザイン作成ツールになります。無料版、有料版とありますが、無料版でも大量のテンプレートの中からデザインを選ぶ事が出来、プロがデザインしたかのようなオリジナルのプロフィールブックを作成できます。また何よりオンラインで作成できるため、パソコンが無くてもスマホで二人が別々の場所でログインしながら作業を行う事が出来、イメージを共有しながら作成を進める事が出来ます。

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
イラストレーター・比較的自由なデザインが可能
・塗り足しなどの作成も簡単に行う事が出来、印刷用データとしてまったく問題のないものを作成する事ができる。
・ライセンスの購入が必要になるため、なかなか一般の方が触れにくいソフト。
・使用する際にもある程度のスキルが求められるため初心者には不向き。
パワーポイント・一般的なパソコンに入っているソフトなので無料でデータの作成が可能。
・写真やイラストなどの挿入も簡単に行う事が出来る。
・印刷用のソフトではないため、スライドのサイズ設定などには注意が必要。
・作成後にPDFへ変換する必要がある。
Canva・無料のテンプレートが多数あり、デザインが非常に楽に行う事ができる。
・スマホからでも作成が可能なのでPCも必要なし。
・ダウンロード時に塗り足しも簡単に作成出来、印刷用データとしても扱いやすいデータの作成が可能。
・デザイン性の高いものは有料版でしか使用する事が出来ないためある程度デザインが限られる。
・テンプレートを使用する場合同じくCanvaの無料版で作成している他の方とデザインが同じになる可能性もある。
プロフィールブックを作成するソフトのメリット及びデメリット

いずれの場合にもメリットやデメリットがありますので、無理の無い範囲で自分たちに合ったデータの作成方法を選んで頂ければいいと思います。

印刷する用紙はどんな用紙?

プロフィールブックを印刷する際に決めなければいけないポイントの一つが「印刷用紙」となります。頑張ってデータを作って、自分で印刷しても、ペラペラのコピー用紙や家庭用インクジェットプリンターで印刷が出来るフォト用紙などで無理やり印刷しても、せっかくのプロフィールブックが上手く製本出来なかったり、仕上がりが見にくくなったりします。

やはり断然おススメなのは「コート紙」「マットコート紙」という用紙となります。世の中には何千種類という紙の種類が存在し、特殊用紙もこだわっていけば数多く見つける事が出来ます。しかしそこは披露宴でのペーパーアイテムという事で適度な予算で作成をしたいところです。ですので綺麗な印刷を行うための最もポピュラーな紙が「コート紙」「マットコート紙」という用紙になるのです。

コート紙

コート紙とは折込み広告等チラシとして使われ、非常に身近で毎日のように見かけている用紙です。
両面にコーティングがされており、光沢があるので写真などカラーの再現性にすぐれキレイな仕上りになります。
鮮やかな雰囲気で写真などを多く入れるプロフィールブック作成に向いています。

(FSC認証紙を使用)

マットコート紙

マットコート紙とはコート紙の光沢を抑えた紙です
艶消しのコーティングがされており印刷部分のみ光沢が出るため写真映えが良く落ち着いた雰囲気の印刷物に仕上がります。
反射が抑えられる為全体的に落ち着いた雰囲気のプロフィールブックを作成する事が出来ます。余白を多く使ったデザインに向いています。

(FSC認証紙を使用)

納期に気を付けましょう

多くの場合作成したデータをネット印刷や近くの印刷会社に依頼して作成する事になりますが、当然仕上がるまでには時間を要します。依頼する外注先によっても、納期は様々ですが、依頼して翌日に仕上がる、というパターンはごく稀です。

特に前撮りの写真をプロフィールブックに入れたい場合はデータの完成が意外と披露宴当日間近になっている場合があります。

また、いつまでに会場に用意しておかなくてはいけないかを会場のスタッフの方に確認する必要があります。場合によっては事前に会場に用意しておかなくてはいけない場合もありますので、自作のアイテムを持ち込む場合には披露宴会場のスタッフの方に相談しましょう。

いつまでに必要か、その場合にはいつまでにデータを入稿する必要があるのか、を逆算しながらデータ作成を余裕をもってはじめるようにしましょう。

最後に

今回ご紹介したプロフィールブック作成に関するポイントはあくまで私個人の意見となりますので、必ずこうしなければいけない、というものではありません。あくまでプロフィールブックの作成に関して何もわからない、という人にとって少しでも参考になれば幸いです。

レスキュープリントが拠点を構える名古屋では昔から結婚式は盛大に行う事が有名ですが、時代の流れとともに大きな会場で大規模な結婚式、というよりは本当に大切なお仲間やご友人を呼んでの中規模な結婚式が主流になりつつあります。そんな結婚式においてのオリジナルアイテムはやはり参列者様が笑顔になるようなものが多く作られます。

今回ご紹介したプロフィールブック以外にも、オリジナルのウェルカムボードや等身大パネル、記念撮影用の顔出しパネルなど、これまでに様々な種類のユニークなオリジナルアイテムの作成をお手伝いさせて頂きました。

自分達だけの結婚式で使用するオリジナルのアイテムの作成が当日を迎えるまでの楽しみな気持ちを妨げてしまわないように、何かご不明な点があればいつでもご相談ください。


Profile:

坂下大輔 
コピンピア一筋21年。会社随一のアイデアと閃きで、社内外に向けたいくつもの企画を成功に導き社長賞を何度も受賞。知識よりも感覚で仕事をするのが好きで、簡単なデザインならデザイナーに依頼せずに自分で作成してしまうことも。社員旅行では宴会ではしゃぎ過ぎる一面も持ちながら、息子の影響でお寺巡りにはまっている。日本酒が大好きなのに焼酎が飲めないという変わったお酒好き。

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